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老後資金は節税しながらiDeCoで積立てる

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年末調整、確定申告時期は資産見直しのチャンス

この時期になると年末調整の資料が届き始めます。

生命保険などの保険料控除証明書というやつです。

保険の控除額を計算してみましょう

生命保険料については最大で12万円の控除になります。

生命保険、個人年金、医療介護という3分野でそれぞれ算式で計算され、最大が12万円ということになっています。

医療介護保険料控除が追加される前の最大10万円の控除との調整もあるため、計算自体は結構複雑になっています。

税理士でもぱっとは計算できないでしょう(僕だけかもしれませんが…改正前は暗算できたんですけどね)

生命保険ですから年払いや半年払いもできますが、月払いもできます。

資産形成の基本は節税商品から

養老保険や終身保険、個人年金であれば毎月積み立てをして資産形成ができることになります。

医療介護の保険も返戻率が高いものもあり、これらの保険を活用して資産形成をすることが可能なのです。

積立てでの資産形成が大事とはよく言いますが、株式や投資信託などで積み立てるよりも、保険という形で節税をしながら積み立てるほうがリスクも少なく、効率もよいと思います。

最新兵器はiDeCo(イデコ)

さらに最近話題になってきているiDeCo(イデコ)という制度をご存じでしょうか?

個人版の確定拠出年金です。

サラリーマンでも会社に企業年金がなければ月額23,000円まで加入可能です。

個人事業主であれば68,000円までとなります。

 

これらは全額が所得控除の対象です。

 

さらに平成28年からは対象が拡大します。

NISAにあやかって愛称まで公募したりして…

 

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/kyoshutsu/

 

このほかにも中小企業の社長や個人事業主などは小規模企業共済という制度あります。

これは月額70000円までの積立で、全額が所得控除の対象です。

こういったものを使うことで節税をしながら効率的に積み立てることができるのです。

 

金利0として、1,000万円を10年で積み立てようと思うと、毎月83,333円の積み立てが必要です。

節税効率が高いものから積み立てるといいでしょう。

 

個人事業主であれば万一のときに貸し付けを受けることができる小規模企業共済がおすすめです。余力があればiDeCo個人版確定拠出年金でしょうか?サラリーマンであればまずはiDeCoからスタートです。

 

これに個人年金や生命保険、医療介護保険を組み合わせて積み立てをしていきます。

それでも余裕資金があれば投資信託などの定額積み立てで運用するというのはどうでしょうか?

 

老後に必要な資金は、公的な給付を考慮しても2000万円とも3000万円ともいわれています。

 

節税は毎年の枠が決まっていますから、早くはじめて、長い期間その節税効果を享受するのがお得なコツです。

 

いつやるの??いまでしょ!

 

という話ですね(古い?)。

 

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