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税務は条文が大事?

税理士の試験勉強中も実務についてからも年上のお兄さん、お姉さん方によく言われること、それが「条文が大事だよね」っていうものです。

まあ試験はほぼ条文の丸暗記ですからまさに大事ですよね、覚えないと話になりません。

実務で条文が大事なんて最初の10年くらいは考えたことはありませんでした。あの話は嘘だな、都市伝説に違いない…なんて思っていました。

条文なんてみなくても図解~税とか、質疑応答事例集やら、国税庁のホームページやらを調べたり、ぱぱっとググればそれなりの答えは見つかります。

クライアントに質問されてもぱぱっと調べればいい話です。

現役時代は上場企業で営業をしていた父親も僕のその手際に驚きます。専門外のことでも何でもすぐに調べます。インターネット様様ですよ。

専門家としては最低かも知れませんが、クライアントにとっては結果だけわかればいいので、ソースが解説本だろうと、怪しいサイトだろうと関係ないのです。流石にある程度の裏はとりますよ、間違えたらヤバいから。

でも実務なんてこのレベルですよ。税務の実務なんて楽勝!

っていうのが普通の税理士だと思います。このレベルまでくるだけで相当の努力か必要です。なかなか達せられる境地ではない。10年もすればもう学ぶことなんてありません。ビジネスとして考えれば最も効率的なやり方だと思います。

これが一つの答えです。
表面的に理解して目の前の仕事をうまくやりこなす毎日、それはそれでいいでしょう。

ここから条文の解釈が必要となるのはもう一つ上のステージ。そこを目指すかどうかはその人しだいだと思います。
必須ではない。学者ではないから成果がでないことに時間もコストもかける必要はない。実務ができれば小難しい理屈はどうでもいい。

これはあらゆる専門家がぶつかる葛藤ではないでしょうか?

さあ、あなたはどっちの人生を選びますか?

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