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相続税の調査が来るかも?

相続税の申告を行うと翌年くらいに税務調査の連絡がくることがあります。

どんな場合に調査がくるのかはわかりませんが、財産規模が大きいケースや、事前の調査で疑義があるケースで来るのではないかと思います。

さて、相続税の調査ではどのようなところを見るのか…?

もちろん、申告内容についても確認されますが、申告書に記載されているような内容については事前に調べてきていますし、それほど問題にはなりません。

それよりも申告書に記載がないようなものを調べていると考えたほうがいいように思います。


例えば家族の通帳、故人の使っていた手帳、香典帳、部屋や箪笥の中など。


つまり申告書には記載がないけど本来は故人の財産であったと思われるもの…名義財産や遠隔地の財産などを調べているのです。


手帳などは故人のプライバシーだから見せたくない、自分もなるべく見ないようにしていたというご家族の方もいらっしゃいます。


でもそんなところにこそ、家族も知らなかった財産のヒントが隠されているかも…と税務署は思っているわけです。


我々税理士のほうでもなるべく聞き出すように努力はします。


税務調査で指摘を受けて追及されるよりも、事前にわかっているものはなるべく申告書に記載していきましょうというスタンスで相続人の方には接しています。


表面的に故人の財産と明確な部分だけを申告するという方法もあるかと思いますが、名義財産を含めて可能な限り税務リスクが低く申告する、適正に申告するために相続人への聞き取りやプライバシーへの介入も時には必要だと思います。

 
しかし、税務署ではないので故人のプライバシーまで聞くのは申し訳ないという想いもあります。


この辺の信頼関係やコミュニケーション力が試される場面でもあるのですけどね

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