先週末、プラスオン!の勉強会に参加してきました。
今回は第7回ですが、せっかく今年は勉強会皆勤賞でしたので午後は有給をもらって参加してきました。
そもそも役員報酬だから有給という概念はないかもしれないのですが、今年は有給初消化でした
思えば、夏休みもなかった気がする
まあ、たまには有給も使わないと他の皆さんも休みづらいだろし…
ということで午前中の仕事が終わって半蔵門に移動して、途中のベローチェでサンドイッチを食べてなんとか15分前に到着でした。
今回のテーマは、「私たちの未来と考える~ワールド・カフェによる対話」です。
人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことのできる『カフェ』のような空間でこそ創発されるという考え方で、カフェや居酒屋にいるような感覚で話すこと、小グループの話し合いをメンバーを変えて行うこと…などの方法でした。
いろいろなアイデアを出したり、話すことでアイデアが熟成し、行動につながる、人数が多くても全員で意見や価値観を共有できるような効果があるようです。
あまりに人数が多いと一人一人の話す機会は少なくなってしまうし、少数意見は取り上げられずらいということは多々あると思います。
逆に少人数で密室で決めてしまうと決定は早いけど限られたメンバーの意見できめられてしまうし、組織への参加意識があがらないという経験もあると思います。
それに対してこのワールド・カフェ方式では、少人数のテーブルでアイデアを出し合い、さらにいろいろなテーブルを旅してまわることで上記の会議の欠点や問題点を克服することができるという感じでした。
つながりを感じて、意識を一致して高めあうことができる手法…参加してみてそんなイメージがしました。
テーマは専門家が生き生き活躍するというのはどのようなことか~それによって周囲にどのような影響を与えるか~そしてそのために今からできることは何か~という感じのもの。
自分自身の考えを再確認し、他の方のアイデアや発想を聴くことによって熟成していくような感じがしました。
ただ、自分の意見や価値観をある程度しっかりもっていないと、声の大きな人や影響力のある人の意見やアイデアに流されそうになるような感覚もありました。
実際、勉強会の時はほかの人の意見や価値観に同調したり、なるほど…と思っていましたが、家に帰って冷静に考えてみると自分の価値観とはやっぱり違うのもあった…と思うものもありました。
チームワークを高めたり、参加意識や共通認識を高めたりすることにも効果は高いし、アイデア創出には非常に便利な手法だと思いますが、一歩間違うとマインドコントロール的に全体を一つの方向に導いてしまう危険もあるような感じもしました。
組織として一つの方向に向かったり、つながりを強めるためには大事なことかもしれないけど、なんとなく違和感があったのは、こういった価値観やつながり、連帯性についての慣れが足りないのかもしれませんね。
我々の仕事は組織とかチームプレーよりも個人技を大事にするようなところがあるし、管理や拘束とか干渉を嫌う一匹狼的な人も多いので、つながりや共通意識を高めるような体験はまた違った価値観でそれはそれで気づきにはなったなと思いました。
役割分担とか考えるのは経営者とか監督のやることで、プレイヤーとしての自分は中盤でボールをとったら個人技でガンガンせめてゴール決めればいいじゃんくらいの認識で、個人の才能や能力で存在感を輝かせることが大事だと思っていたので、「役割分担」というキーワードに一番違和感というか新鮮味を感じたというのが一番の収穫でした。
というと、おまえはキャプテン翼の日向くんか…と思われるかもしれませんが、別にそういうキャラでもないのですけどね。
まあ、確かに専門家、士業というのは社会の中である種の役割を分担しているといえばそうなのかなあ?
個人と組織どちらを優先すべきなのか、自由と規範、理性ってなんだろう??っていろいろな価値観や発想がでてきて逆に頭が混乱してきました。
結局は、自分は自分らしく生きよう!と逆に開き直ってみることにしました。
でも、こういった普段の自分とは違う価値観の人の話が聞けたり、今までになかった発想法やアイデアだしの手法を学ぶことができるのも勉強会に参加した収穫だと思っています。
本当にわがままに個人技だけで生きていけるはずもなく、やはりいろいろな人とのネットワークや相乗効果、役割分担も必要だからある意味では受け入れつつ、学びつつ、プラスオンしていくことが大事という気づきもあると思います。
プラスオン!の活動や勉強会は来年、25年も続いていくとのことですし、新規の参加者も歓迎とのことですので興味をもたれた方は公式プログ を是非、ご覧ください。