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高齢者との接点

今日はフジテレビの生田斗真さん主演のドラマ、遅咲きのヒマワリをみました。

あらすじ的には東京で派遣社員の契約を打ち切られた主人公がⅠターンで四国の市役所の臨時職員になって人生をリニューアルしようということで、田舎暮らしを始めてみたけど…とう感じです。

市役所の町おこしの臨時職員ですが、高齢者の雑用の手伝いなどいわゆる家事支援的な仕事です。

田舎ならではの人間関係の密接さや重さにまず苦しむけど、新たな生きがいを見つけていくというのが初回のテーマでした。

年齢の設定は30歳直前で人生にあせりや、現実との葛藤などこの年代特有の悩みや心の揺らぎが全体を通してのテーマなようです。

年代的には自分とはちょっと違うので自分の気持ちを代弁しているというわけではないですが、田舎と都会とのギャップや自分探しというテーマということで共感できる部分もあります。

エンディングで流れるミスチルの曲もぴったりです。

今回の放送でテーマとなった高齢者との接点、田舎特有の地域密着性…都会で暮らしてる我々にはなかなかない話かもしれませんが、会計事務所の仕事の中では割とこういった機会はあります。

大きなオフィスビルの中で経理処理をしているわけではなく、高齢者や地域経済とのつながりの中で仕事をさせてもらっているというのが一番のやりがいと言ってもいいかもしれません。

あの社長、年取ったなと思ったり…とか、先月まで元気だったのに…とか、余命数カ月でも現場にこだわる社長というのもいらっしゃいました。

10年以上会計事務所で働いていると学生時代の数年の付き合いよりもずっと長い付き合いの社長さんやご家族もいます。

家族のそばで一緒に頑張ったり、時には嬉しいこと、悲しいことを共有したりすることもあります。

相続の仕事では高齢者とのコミュニケーションは必須です。

先日、お世話になっている弁護士の先生がおっしゃっていました、企業法務ばかりやっている弁護士さんの中には高齢者とのコミュニーションがとれない人がいるそうです。

高齢者と仕事でコミュニケーションをとるようになると確かに相手にあわせて話す必要性を感じることになります。

こちらのペースでは相手ときちんとコミュニケーションできないことがあります。

高齢者の中には理解できていないのにわかったふりをしたり、勝手な解釈で話す人もいます。

年をとるにつれて頑固になって人の意見をきかなくなる人もいます。

法律的な話の中で、言った、言わないというトラブルにつながることになります。

相手のペースでしっかり話、理解していただく、本当に意志能力がなければご家族にも入ってもらって手続きを進めることも大切になります。

ただ、意志能力が低下しただけで知りたい、理解したい、自分で決めたいと思っている方も多くいらっしゃります。

こちらの勝手な判断でこの人と話しても埒があかないと思っても、それなりに自分で考えていてくれていることもあります。時間がかかるだけで意外にしっかりしていたりします。

高齢化社会、過疎の町、地方コミュニティ…こういったことを若者目線で追いかけていくというこのドラマのテーマの設定も今という時代をとらえる上で重要かもしれません。

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