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今月号の特集であったのは、「歴史の影に帳簿あり」というもの。
帳簿の歴史は14世紀のイタリアまで遡ります。
1494年にルカ・パチオリと幾何学者が帳簿作成のしくみを解説した簿記の本を出版したのが複式簿記の原点といわれています。
もちろん、この幾何学者が全てを考案したというわけではないでしょうから、14世紀末までに西欧では慣習として発展してきていたのかもしれませんね。
日本では太閤豊臣秀吉の時代に堺や近江の商人に伝えられたのが最初ではないかと考えられているようです。
世は戦国の時代末期です。
武力から、政治や財務力が求められる時代に移り変わってきた頃です。
秀吉といえば、黄金の茶室に代表されるように財政が得意であったようなイメージがあります。
歴史の陰に帳簿あり…というのはなんだか頷ける話ですね。