業績管理から経営向上を目指して、業績管理と経営分析
●経理改善の第一段階
経理ソフトを導入したことで簡単経理の第1段階は完了です。
ここまでで業務の無駄は廃除され、業務効率は向上したことでしょう。
●経理改善の第二段階
その上で、さらに第2の目的にチャレンジしてみましょう!
「リアルタイムの業績管理と経営に役立てよう」ってことです。
リアルタイムの業績管理を行うためには、少なくとも月次決算は必要でしょう。
毎月毎月決算を組むことではじめて月単位の業績管理と「次の一手」が見えてきます。
月次決算は、通常の決算と同じ手順で行うことが理想ですが、あくまでも業績管理のための仮の決算ですので概算でも問題ない部分は実際の数値と異なってもかまわないと思います。
月次決算の積み重ねで12ヶ月が過ぎ、本決算となります。
そして、下記のような経営分析を行い、経営に役立てていくことになります。
これで導入の2つ目の目的が達成されることになります。
損益分岐点分析、2期・3期・5期比較財務諸表分析、ABC分析、予算実績管理、各種比率分析(収益性分析/生産性分析/安全性分析など) 資金繰り管理
手形管理、借入金・預貯金管理
●経理改善の第三段階
その上で、さらに第3の目的にチャレンジしてみましょう!
「店舗別、部門別、業種別の業績管理」ってことです。
全体での業績管理ができるようになれば次は店舗別、部門別、業種別の業績管理です。
経理ソフトの部門別損益計算の機能や、補助コードの機能などを活用して、細かい業績管理をして次の一手を探していきます。
経理の本質的な機能は、PDCAサイクルの「C」、つまりチェックの機能です。経営者が次の「A」アクションにつなげるための分析が求められます。