≪金利と利回り≫
1.利率と利回り
・金融商品として預けた元本(債権の場合には額面金が気宇)に対してどのくらいの利息がつくかを年間の率で表したものを利率といいます。
・金融商品として預けた期間中に、元本にたいしていくら増えたのかを表したものを利回りといいます。
期間中に得られる収益を1年あたりに換算し、これを当初の元本で除したものを年平均利回りといい、利回りといえば一般的にこの年平均利回りといわれます。
2.単利と複利
・単利とは、当初預け入れた元本に対して利息が計算されるもの。
つまり、利息には利息が付かない性格のものをいいます。
・複利とは、一定期間ごとに支払われ利息が元本に組み入れられ、その新たな元本に対して利息が計算されるものをいいます。
・同じ条件であれば単利より複利のほうが受け取れる元利合計額は多く、さらに利息の再投資期間が短いほうが長いものよりも多くなります。
・固定金利とは、金融商品を購入、預け入れた時の約定した利率が、満期まで変わらないものといいます。
金利が高いときや今後金利の低下が予想されるときに固定金利商品を選択すると有利といわれます。
金融商品ではスーパー定期やニュー定期、利付金融債、ワイドなどが該当します。
・変動金利とは、預け入れ期間中に金利水準の変動に応じて利率も変動するものをいいます。